社会福祉法人「改革」を主な内容とする社会福祉法等一部改正法案が、参議院で可決され成立しました。福祉の市場化がさらに拡大することが懸念されます。そこで、この間、社会福祉法人「改革」問題に対抗するとりくみを行なってきた福祉共同実行委員会が中心となり、5月12日に東京で3,000人の大集会を行うこととなりました。

「社会保障・社会福祉は国の責任で！憲法２５条を守る５・1２共同集会」

　「保育園落ちたの私だ！」のブログをきっかけに保育問題が大きくクローズアップされていますが、「私だ！」と叫び訴えたいのは、保護者にとどまりません。
「保育士集まらなくて困っている園長は私だ！」「要介護度低くされたのは私だ!」「老後の生活苦しいの私だ!」「生活保護の基準切り下げで困っているのは私だ!」・・・高齢者、障害者、子ども、生活困窮者など、社会の支援を必要としているそれぞれ一人ひとりが声をあげなければ、保育も含めて、社会福祉・社会保障の市場化をくいとめることはできません。

　そこで、5月12日に、憲法25条にもとづき誰もが人間らしく暮らしていける社会を求める大集会を開催します。呼びかけ人は、下記の方々です（五十音順）。
雨宮　処凛      （作家・反貧困ネットワーク世話人）
伊藤　真美      （花の谷クリニック院長）
井上　英夫      （金沢大学名誉教授・生存権裁判全国連絡会会長）
荻原　博子      （経済ジャーナリスト）
落合　恵子      （作家・クレヨンハウス主宰）
金子　勝          （慶応大学教授）
香山　リカ      （精神科医・立教大学教授）
川嶋　みどり  （日本赤十字看護大学名誉教授）
竹下　義樹      （弁護士・全国生活保護裁判連絡会事務局長）
堤　未果         （ジャーナリスト）
尾藤　廣喜      （弁護士・生活保護問題対策全国会議代表幹事）
本田　宏  　　 （NPO法人医療制度研究会副理事長）

関東近県を中心に、ぜひ、ご参加ください。

日時：2016年5月12日（木）12時開場　12：30～14：30　14：30国会請願デモスタート
会場：日比野外音楽堂（東京都）
詳しくは、こちら＞＞＞5.12共同集会