2024年度総会を、6月24日に開催しました。昨年に続き、東京新宿区の保育プラザ2階会議室を会場に、Zoomをつなぐハイブリッド形式での開催となりました。

参加者は、会場35名・オンライン180名、委任状64を含め279名となり、会員の過半数の参加となりました（会員数521）。

午前は、白石正久さん（龍谷大学名誉教授）を講師に招き、「こども誰でも通園制度」についての講演を企画しました（講演レジュメを同封）。講演では、低年齢児の発達の視点から、誰でも通園制度の問題が指摘されました。子育て家庭への支援は重要ですが、時間単位で細切れに保育施設に預けるような乱暴な形ではなく、乳幼児健診の育児相談や他の親子との交流、「親子教室」などを、国と自治体の責任によって充実させることがまず必要ではないか、と提起されました。誰でも通園制度のような、民間保育園等と保護者の個人的な契約による「サービス利用」に委ねるのは、行政の役割や責任の放棄である、と厳しく指摘されました。

2024年度の活動に向けて

今回の総会では、一般社団法人化する方向性を打ち出しました。今後、あらためて定款案や、法人格取得に向けてのスケジュール等、詳細をお知らせします。