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2020.05.20
新型コロナウイルス~子どもたちの状況をどう把握するか

 緊急事態宣言が5月末まで延長され、家庭保育も長期化しつつあります。そうした中で、全国の児童相談所での虐待対応件数が、新型コロナとの因果関係は不明としながらも、2月は1万4997件(前年同月比11%増)、3月は2万2503件(12%増)と増加しています。厚労省は都道府県等に対して、虐待やDVの防止策の強化や、学校・保育所等で配慮が必要な子どもの状況を定期的に把握すること、関係機関との連携等を求めています。

 保育現場でも、子ども・保護者の状況をつかむために様々な工夫が行われています。園から家庭に情報を届けるとりくみとして、インターネットを活用して、子どもたちに向けたメッセージ動画や遊びの動画を配信している園や、LINE等のSNSを活用している園もあります。また、クラスだよりを作成して郵送している園もあります。

 電話で直接話すことも重要です。名古屋市のある保育園では、登園自粛中の家庭に電話をする「電話訪問」を行なっています。把握した状況によっては、職員全体で共有するようにしています。
 電話訪問記録用紙はこちら>>コロナ登園自粛家庭 電話訪問