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2018.11.14
第15回主任セミナー 320名の参加

2018年11月9~10日に横浜で、第15回主任セミナーを開催しました。320名の参加となりました。

1日目~全体会

1日目は、全体会でミニ講座「園運営の基本」と、シンポジウムを開催しました。園運営の基本では、会員である社会福祉法人の理事長さんから、「園運営で大事なこと」「主任の役割・業務」についてお話しいただきました。民間保育園は、それぞれの法人や園に歴史があり、地域性や規模などもふまえると、運営体制や役割分担に違いが出てくるのは当然です。とはいえ、保育園という機能を果たすうえで大事にすべきポイントは共通しています。そうした点を整理してお話しいただきました。

シンポジウムでは、「保育が楽しいと思えるあしたへ~保育を語りあいながら職員集団をつくろう~」をテーマに、お二人の主任さんがシンポジストとして、自分の経験や園での実践を報告しました。コーディネーターは、清水玲子さん(元帝京大学)。保育現場が忙しく余裕がなくなっているといわれていますが、開所時間・日数が増える一方で職員が増えていない現実があります。そうしたしわ寄せが職員や運営に影響しているのではないでしょうか。そんな状況があるからこそ、意識して保育のこと・子どもの姿を話しながら、職員同士や保護者と職員の関係をつくっていくことが重要です。新園や民営化受託園など、経験や保育観が違う職員が一緒に保育をつくっていけるように日々奮闘する主任さんの苦労や喜びが語られました。

2日目~分散交流会・記念講演

午前は分散交流会でした。5つのテーマで8つの分散交流会にわかれて、交流しました。午後は、記念講演。龍谷大学社会学部教授の白石正久さんのお話しでした。発達の道すじをたどりながら、子どもだけではなく、おとなもまた発達の途上にいて、苦悩しながらも日々進んでいる、一人では越えられないことも仲間の助けを借りながら越えていく・・・。保育という営みが、人間としての生き方にもだぶって感じられるお話しでした。DSC06984