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5.18共同集会開催
5月18日に、「憲法25条を守る5.18共同集会」が東京で開催されました。子どもからお年寄りまで人間らしい生活が困難になりつつある状況をふまえて、高齢者や障害者、生活保護、医療、保育などの分野から、憲法25条に基づく人間らしい生活の保障を求めて、3,500人が集まりました。集会後、雨の中を国会までデモ行進しました。
自助・共助が基本とされていいのか!?
集会での発言から、65歳を過ぎて介護保険の対象となった障害者の問題について、紹介します。
「介護保険の対象となる65歳を過ぎた障害者は、たとえ障害があっても自分の意思に反して、行政の都合で無理やり介護保険制度を利用させられます。
この問題の本質は、日本の社会保障が、国民の「自助・自立を大前提とし、地域住民同士の助け合いである互助や社会保険の共助を使ったうえで、それでも助けが必要な場合にのみ公助が補完するもの」などとする、社会保障制度改革推進法や国民会議の報告書等の考え方があるからであり、憲法25条とは相いれない社会保障に変質させられていることに根本的な原因があります。
障害者が介護保険に移行させられた途端、非課税世帯は、無料だったサービスが突然一割負担を強いられ、さらに苦しい生活をよぎなくされます。また、サービスの量が減らされ、質も悪くなり、社会参加の機会を奪われるケースも後を絶ちません。「介護の社会化」を投げ捨て、保険はずし・給付抑制に走り続ける介護保険では、障害者の基本的人権は保障されません。
私たちは、介護保険制度を障害者福祉に近づける運動、そして、障害者の権利を保障することを国に義務付けている障害者権利条約を実現させる、大きな国民的な運動を今こそ巻き起こそうではありませんか。それが現行の社会保障総改悪を反転させ「社会保障・社会福祉は国の責任で!」を実行させることになるのではないでしょうか。」家平さん(障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会)の発言より一部紹介
保育分野でも、公的責任を後退させる動きがあります。そうした動きの本質をつかみ、運動を広げていくことが求められています。
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