3月19日づけで、厚労省より「保育所等において必要な保育士の確保が難しい状況にある場合の対応について」とする事務連絡が出されています。
事務連絡はこちらから＞＞＞2015.3.19 事務連絡 保育所等において必要な保育士の確保が難しい状況にある場合の対応について

　本来保育所では、保育士は必ず2名を下回ってはいけないことになっていますが、保育士の確保が難しい場合は、今年度（平成27年度）中は保育士1名でもいい、とする内容です。なし崩し的に、規制緩和がすすめられようとしています。
　しかも、「事務連絡」は、「通知」よりも低い位置づけです（※「通知」は技術的助言と言われています）。子どもの命にかかわる基準を緩和するような内容を、事務連絡として出してそれで終わり、というような対応で済ませていいのでしょうか。
　確かに、保育士不足は深刻です。保育士が確保できず子どもを預かれない、というような状況もうまれています。解決のためには、基準の緩和ではなく、抜本的な処遇改善や配置基準改善が必要です。園長会など、地域でまとまって声をあげていくことが求められています。